【戸建てと比較】トレーラーハウスは固定資産税はかからない!税金面での注意点は?比較表でサクッと解説

最近ライフスタイルの変化などによって、注目されているトレーラーハウスですが、わからないことが多いのではないでしょうか?

トレーラーハウスは法律上、不動産ではなく動産となるので固定資産税はかかりません。さらに、設置する場所の自由度が高いことで、人気が出てきています。

それでは、気になるトレーラーハウスの税金面や注意点、一戸建てとの比較を詳しくみていきましょう。

目次

トレーラーハウスに固定資産税はかからない

結論を言いますと、トレーラーハウスは固定資産税はかかりません。

トレーラーハウスとは、タイヤがついている「移動ができる家」です。車両扱いになるので、固定資産税がかかりません。

また、トレーラーハウスは移動可能でも、大きさによっては自動車に関する税金も課税の対象にならないものもあります。特定の場所で一定期間とめていた後、また別の場所に移動できることが魅力です。

ただし、一定の条件を満たし建築物とみなされると固定資産税がかかってきます。不動産登記には、建物について次のように定めています。

第百十一条 建物は、屋根及び周壁又はこれらに類するものを有し、土地に定着した建造物であって、その目的とする用途に供し得る状態にあるものでなければならない。”

参考: (“第百十一条”)

「土地に定着した建造物」について、次で解説します。

【注意】トレーラーハウスが建築物とみなされるケース

建築基準法においても「土地への定着性があるものについては建築物と見なす」とされています。

では、「土地への定着性」とはどういうことでしょうか?以下の3つのケースで詳しく解説します。

  1. 地面に固定されている場合
  2. ライフラインが地面と繋がっている場合
  3. 一定の用途で長期間使用されている時

ケース①地面に固定されている場合

トレーラーハウスが、コンクリートブロックや基礎の上にしっかりと固定されて、移動が簡単にできない場合は建造物として扱われることがあります。

また「車輪が外されている」「車輪の状態が走行に支障がある」「設置場所から行動に出る道がない」など移動が困難となれば、建造物とみなされるでしょう。

建築物とみなされないためには、移動ができる状態にしておく必要があります。なお、状況によってはさらなる確認が必要です。こちらの基準を参考にご判断ください。

ケース②ライフラインが地面と繋がっている場合

トレーラーハウスがライフライン(電気、ガス、水道など)が工具を使わないと切り離せない方法で接続されている場合。

つまり、地下に埋め込まれた配管を使って水道やガスが接続されている場合は、移動可能性が制限されていると見なされ建造物扱いとなる要素になります。とはいえ、トレーラーハウスで生活を送るにはライフラインの整備をしなくてはなりません。

このため、電気・給排水などをワンタッチで取り外し可能なアタッチメントを使用する必要があります。ガスは、プロパンガスを使用するのがよいでしょう。

ケース③一定の用途で長期間使用される時

トレーラーハウスが長期間特定の場所に設置され、住居や飲食店などの店舗で継続的に使用されている場合は、建造物として認定されることがあります。また、走行に支障がある階段やポーチが取り付けられている場合も建造物とみなされることがあります。ですが、トレーラーハウスには車輪がついているため、地面からの高さがあるので階段やウッドデッキなどが必要になります。工具を使わなくても取り外せる状態であれば建築物とみなされないため、工夫して設置しましょう。

設置した時は車両扱いでも、固定によって移動性が失われると建造物として扱われることになります。

リフォームや増築のときは注意が必要です。

トレーラーハウスと戸建ての場合の税金比較

トレーラーハウスと一戸建てでは、税金がどれくらい変わるのでしょうか。トレーラーハウスと戸建ての場合の税金の種類を比較し以下の表にしました。

スクロールできます
税金の種類トレーラーハウス一戸建て住宅
車検付き(車両)車幅2500mm 車高3800mm 車長12000mm未満のもの大型車幅2500mm 車高3800mm 車長12000mm以上のもの
固定資産税かからないかからないかかる
不動産取得税かからないかからないかかる
自動車税かかるかからないなし
自動車重量税かかるかからないなし

※税金がかからない場合でも、建築物とみなされる場合は課税されることがあります。

固定資産税とは、土地や償却資産などの固定資産を所有している人にかかる税金のことです。その固定資産がある市町村に納税します。

一般的にトレーラーハウスは建築物ではなく、車両であるため固定資産税はかかりません。ただし、設置基準を守って設置する必要があり、各自治体の判断基準に委ねられています。一部の自治体では、大型トレーラーハウスを建築物だとしているところもあります。購入前に確認しておくことをおすすめします。

トレーラーハウスに税金がかかる場合

トレーラーハウスに税金がかかる場合は、以下の3種類があります。詳しく見ていきましょう。

建造物として利用車検付トレーラーハウス事業所として利用

1. 建築物として利用

  • 概要: トレーラーハウスが「建築物」とみなされた時。
  • 税金: 不動産取得税、固定資産税。
  • 詳細: この場合、トレーラーハウスは建築物と見なされ、不動産取得税や固定資産税がかかります。

2. 車検付トレーラーハウス

  • 概要: 車検が必要なトレーラーハウスの場合。
  • 税金: 自動車税、自動車重量税。
  • 詳細: 車幅2500mm、車高3800mm、車長12000mm未満のトレーラーハウスが該当し、自動車と同じく車検が必要になります。その際に、自動車税や自動車重量税がかかります。

3. 事業所として利用

  • 概要: 事業所として使用する場合。
  • 税金: 固定資産税(償却資産)。
  • 詳細: トレーラーハウスが事業所用として使用される場合には、固定資産税(償却資産)がかかります。

用途と税金を考慮し、トレーラーハウスのサイズや設置場所を検討したうえで購入しましょう。

また、車検付トレーラーハウスのサイズによって、税金額が異なることがあります。一般的なサイズごとに税金を以下の表にしました。

スクロールできます
車検付トレーラーハウスのサイズ車検付小型トレーラーハウス
車幅2400mm未満 車高2500mm未満 車長6000mm未満
車検付中型トレーラーハウス
車幅2400mm未満 車高3000mm未満 車長6000~8000mm
車検付大型トレーラーハウス
車幅2500mm未満 車高3800mm未満 車長12000mm未満
自動車税年間約10,000~20,000円年間約20,000~40,000円年間約40,000~60,000円
自動車重量税年間約5,000~10,000円年間約10,000~20,000円年間約20,000~30,000円

これらの税金額はあくまで目安であり、具体的な金額は地域や使用状況によって異なることがあります。また、車両扱いにするとトレーラーハウスの種類にかかわらず固定資産税などはかかりません。しかし、設置した土地には固定資産税がかかってきますので注意が必要です。

トレーラーハウスが固定されて建築物とみなされる場合は、固定資産税が発生します。その場合は、自動車税は不要になります。

このように、トレーラーハウスと一戸建てではかかってくる税金が異なります。購入前に理解しておきましょう。税金について次で詳しく解説していきます。

トレーラーハウスの土地の税金は?

トレーラーハウスの土地にかかる税金には、固定資産税が含まれますが、トレーラーハウス自体にはこの税金がかからない場合があります。

不動産取得税や大型トレーラーハウスについては自動車税も不要です。しかし、注意が必要なのは、トレーラーハウスには固定資産税がかからない一方で、トレーラーハウスを設置している土地には固定資産税がかかります。

土地の評価額によっては、トレーラーハウスを「車両」ではなく「建築物」とみなすことで、税金を抑えられる場合もあるのです。

一方、一戸建て住宅は、土地と建物の両方に対して固定資産税が課税されます。

トレーラーハウスの場合は土地が宅地でなくても設置可能な場合もあります。市街化調整区域や農地・山林でも設置可能なため、地目変更登記などの費用もかかりません。土地によっては建ぺい率の関係で、あまり大きい建物が建てられないときも、トレーラーハウスと似ているコンテナハウスでは設置ができない場合があります。ですが、トレーラーハウスなら設置することができます。

一方、コンテナハウスのような建築物扱いのものは設置制限がある場合がありますが、トレーラーハウスであれば、設置の自由度が高く、幅広い用途が期待できます。

まとめ|トレーラーハウスの固定資産税を抑えて賢く購入!LTホームズがサポートします

トレーラーハウスの固定資産税やそのほかの税金について解説していきました。住まいや店舗としても利用できますが、移動ができる家ということを前提で購入しないと税金がかかることがわかりました。

また、サイズによっては自動車税もかかり、自治体によっては建築物という扱いになってしまいます。サイズや、自治体もよく調べてからの購入をおすすめします。

トレーラーハウスは、一般的な住宅と比べて初期費用や維持費を抑えて購入することができます。また、移動ができるため、土地の購入はせずに借りることでコストダウンすることが可能です。維持費に関しても、一般的な住宅のメンテナンスに比べたらかなり節約することができるでしょう。

トレーラーハウスの活用方法はさまざまあります。

事務所や店舗、別荘や子供部屋など魅力的です。テナントを募集して副収入を得ることもできます。

手軽でどこでも行ける、さらにデザインやサイズの幅も広いトレーラーハウス。増築や、改築を検討されている方は、是非、LTホームズにご相談ください。

トレーラーハウスの固定資産税を抑えて賢く購入!LTホームズがサポートします。

信州で一番快適な家づくりLTホームズバナー
 

\長野でいちばん快適な家づくり/

見学会のお問い合わせはこちら

 
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

快適な家を目指して日々奮闘中!
営業と現場管理の両方を手がけるある意味二刀流の住宅研究所の所長。
趣味は、テニス・ゴルフ・子育て・DIY。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次