【完全版】儲かるRVパークを作るには?収益の出る起業・経営マニュアル
「RVパークを開業したいけれど、どうすればいいのかわからない」
「土地はあるけど、RVパークに活用できるのか不安」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
土地活用にRVパークを検討する方が増えており、RVパークビジネスは年々注目を集めています。
ですが、適切な設備がなければ、思うように利益を出せません。
本記事ではRVパークに適した立地選びや必要な設備、集客のコツなど、開設ためのノウハウをお伝えします。

結論として、収益を最大化するには以下の3つがポイントです
- 立地
- 設備
- 集客戦略
これらを押さえればRVパークの経営が可能です。
全くの初心者から土地活用の上級者まで、RVパーク運営の全てがわかるよう、この記事を執筆しました。
ぜひ参考になさってください。



RVパーク経営のアドバイスも行う筆者が詳しく解説していきます。
土地活用でRVパークを経営しませんか?作り方


近年キャンピングカー市場の拡大により、土地活用の新たな選択肢としてRVパークの経営が注目を集めています。
ここでは、RVパークとは何か、おすすめの立地や開業前に知っておくべきポイントについて解説します。
① RVパークとは?高まる需要と将来性を解説


RVパークとは「安心・安全・快適」に車中泊を楽しめる施設のことです。
「RVパーク」という名称は、日本RV協会の基準を満たし、認定された施設のみが使用できます。RVパークは温泉施設、宿泊施設、道の駅、遊園地など、様々な場所に設置されており、全国に広がりを見せています。
この数年間でRVパークの需要が飛躍的に伸びていますが、これはキャンピングカー市場の拡大によるものです。
国内のキャンピングカーの保有台数は、調査が開始された2005年には5万台でしたが、2023年には15万5,000台に達しました。
また、キャンピングカーの販売額も2011年以降右肩上がりで、新車と中古車を合わせると2023年には1,054億円という市場規模に達し、過去最高額を記録しました。


このようにキャンピングカーの普及に伴い、RVパークの需要も増加しています。



いまやRVパークはキャンピングカーオーナーにとって重要なインフラ施設と言えるでしょう。
② 成功の鍵は立地!最適な平坦地の選び方


RVパークの成功には、適切な土地の選定が不可欠です。
まず、RVパークには平坦で広い土地が求められます。
車両の出入りや駐車のしやすさはもちろん、キャンピングカーの利用者が快適に過ごせるスペースを確保するためにも、十分な広さと平坦な地形が重要です。
日本RV協会は、幅4m×縦7mの駐車スペースの整備を推奨しています。
また、水道や電気などのインフラ設備が整っているか、整備が容易であるか、という点も重要です。RVパーク認定条件には「24時間利用可能なトイレがあること」、「100V20A以上(最低15A)の電源が使用可能であること」が含まれています。
さらに「入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)」も認定条件に含まれています。
これらの条件を満たす土地を選ぶことが、RVパークを開設するために不可欠です。



RVパーク認定条件の詳細はこの記事の下部にて解説しています
③ RVパーク開業前に知っておくべき重要ポイント


RVパークを開業する前に、知っておくべきポイントが3つあります。
- 認定を受ける必要がある
- 初期投資の見積もりをチェック
- 運営にまつわるリスクなどの管理
1、認定について
RVパークとして開業するには、日本RV協会の認定を受ける必要があります。
また、RVパークに導入する設備によっては、日本RV協会以外にも許認可が必要になることもあるでしょう。
例えばパークトレーラーを活用する場合は、保健所に届け出ることで簡易宿泊営業許可を受けられます。
2、初期投資の見積もりについて
施設の整備や設備の導入には相応の費用がかかるため、適切に見積もりを立てることが求められます。
3、維持管理の課題や運営のリスクについて
設備の維持や清掃、修繕などの日々の管理業務を怠らないことが大切です。
また、天候や需要の変動などのリスクに対しても備える必要があります。
RVパークでどの程度儲かる?収益と稼働率


RVパークの収益性は、設備の稼働率に左右されます。
快適な滞在に欠かせない設備を充実させることで、稼働率の向上が期待できます。特に、以下の設備を整えることが効果的です。
- 温泉やシャワー施設
- ゴミ処理スペース
- 給電サービス
稼働率が高い場所ほど安定した収益が見込めるため、設備の充実が重要なポイントとなるでしょう。
また、立地も稼働率に影響を与えます。
都市近郊に位置するRVパークは、車を置いて公共交通機関で街を散策できる利便性があります。例えば、「RVパーク京都南 鴨川RVサイト」は京都市内へのアクセスが良いため、多くの利用者に選ばれています。
RVパーク経営に必要な費用は?
RVパークを開業するにあたって、必要な費用はさまざまな要因によって大きく異なります。
特に、工事費用は地域によって差があり、土地の条件や必要とする設備の内容によっても変動します。そのため、具体的な金額を算出するためには、詳細な見積もりが不可欠です。
これらの要因を踏まえると、一概に「RVパークの開業費用は◯◯円」と提示することは難しいのが現実です。
そのため、必要な設備や希望するサービス内容を明確にした上で、信頼できる業者に詳細な見積もりを依頼することが重要です。
RVパーク経営に登録は必要?
「RVパーク」として車中泊施設を運営するためには、日本RV協会への登録が必要です。
協会に登録することで、より多くのキャンピングカー利用者に施設を知ってもらう機会が増えるため、集客にも大きな効果が期待できます。



「RVパーク」として認定されるためには、以下の8つの条件を満たす必要があります。
RVパーク認定 8つの条件
- ゆったりとした駐車スペース(幅4m×縦7m推奨)
- 24時間利用が可能なトイレ
- 100V20A以上(最低15A)電源が使用可能
- 入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)
- ゴミ処理が可能
- 入退場制限が緩やか(いつでも出入り可を推奨)
- 看板の設置(ロゴは日本RV協会が提供)
- 複数日の宿泊滞在が可能
認定の際は事前調査書で提出した内容をもとに、協会の調査員がオンラインで現地の様子を確認します。調査時間はおおよそ30分程度で、場合によっては現地調査が行われることもあります。
また、日本RV協会への登録には初回登録申請料30,000円、年間登録料10,000円がかかります。
RVパークでよくあるトラブル事例
RVパークを運営する際には、さまざまなトラブルに直面することがあります。予想されるトラブル例として、以下のようなものが挙げられます。
- ゴミの不適切な処理
- 騒音問題
- 施設・設備の破損
- ペットに関するトラブル
- 周辺住民とのトラブル
これらを防ぐためには、防犯カメラの設置や施設内ルールの明確化、利用者への周知が有効です。
RVパーク運営では、これらのトラブル事例を念頭に置き、予防策と対処法をしっかりと整備することが成功の鍵です。
利用者とのコミュニケーションを大切にし、問題が発生した場合には迅速かつ誠実に対応することで、利用者に信頼されるRVパークを築くことができます。
RVパークにあると喜ばれる施設・サービス
RVパークを利用するお客様に満足していただくためには、以下の施設やサービスを提供することが効果的です。これらの施設・サービスを充実させることで、利用者の満足度を高め、リピーターの獲得や口コミによる集客効果が期待できます。RVパーク運営の際には、ぜひご検討ください。
トイレ/シャワールーム
RVパークを選ぶ際、利用者が特に重視するのは、トイレやシャワーなどの衛生設備です。
中でもトイレの清潔感は施設選びで重視する方も多いため、充実した設備を整えることが望ましいです。
もちろん、既存のトイレの活用や簡易トイレを設置することでも、RVパークとして認定してもらうことは可能です。



清潔感のあるトイレを男女別々で設置するのがおすすめ
近年は子育てが終わり、第二の人生を満喫するためにキャンピングカーを購入する世代も増えています。
ですから、寒さ・暑さ対策がなされていると、年配の方々からも喜ばれるでしょう。
トイレやシャワーの設置方法としては、以下の3つの選択肢が挙げられます。
それぞれに特徴やメリット・デメリットがあるため、予算や運営方針に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。
トイレ/シャワールームの設置方法
建造物タイプ | 特徴 | コスト目安 | 耐久年数 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
プレハブ型 | ・設置が簡単 ・短期間で運営開始可能 | 100万~200万円 | 10年 | ・宅地以外に設置可能 ・低コスト ・設置が早い | ・デザイン自由度が低い ・劣化しやすい ・外気の影響が大きい ・防音性に乏しい |
コンテナハウス型 | ・耐久性が高い ・デザイン性に優れている | 200万~500万円 | 20年 | ・宅地以外に設置可能 ・デザイン自由 ・設置が早い | ・設置コストが高い ・配管工事が必要 ・湿気でかびやすい ・基礎工事が必要な場合あり |
\おすすめ/ トレーラーハウス | ・移動可能 ・柔軟な運用が可能 ・耐久性が高い ・デザイン性に優れている | 300万~650万円 | ~30年 | ・宅地以外に設置可能 ・暖房なしでも暖かい ・隙間風がない ・建物がSNS映えする ・設置が早い ・不要となった場合も売却が可能 ・税金面が安い | ・別途車検が必要 |
メリットデメリットを把握して、どのタイプで建造するのか考えましょう。



おすすめはトレーラーハウスです。
コンテナなどと違い、しっかり建造するので隙間風なく、暖房器具を最小限に暖かさを維持することが可能。
省エネに優れています。
コインランドリー
キャンピングカー内では洗濯物を干すスペースが限られているため、コインランドリーは非常に重宝されます。特に乾燥機付きの設備があると、天候に関係なく洗濯ができるので喜ばれるでしょう。
給電サービス
多くの利用者は、キャンピングカー内でエアコンや電子レンジ、ドライヤーなどの電気機器を使用したり、バッテリーの充電を行ったりするため、安定した給電サービスが必要です。利用者が安心して電気機器を使い、快適な旅を楽しめるよう、給電サービスを充実させることが望ましいでしょう。
また、盗電を防止するために施錠をしている施設も多く見られます。
給水サービス
給水サービスもキャンピングカーで快適に過ごすためには欠かせません。特に、給水の方法については利用者のニーズに合わせた対応が求められます。
日本製のキャンピングカーでは、タンク式での給水が一般的で、利用者は車両の水タンクを取り外して水を補充します。これに対し、外国製のキャンピングカーでは、ホースから直接車両に備え付けられたタンクに給水する方式が多く採用されています。
両方の方式に対応した給水サービスを提供することで、さまざまな利用者に対応することができ、利用者の満足度を高められるでしょう。
無料Wi-Fi
インターネット接続の重要性は増しており、旅先でもインターネットを利用したいというニーズが高まっています。
無料Wi-FiはRVパーク認定条件には含まれていないものの、提供することでサービスの質の向上に繋がります。
電波の届きやすい場所にWi-Fiのアクセスポイントを設置し、スムーズに接続できる環境を整えると良いでしょう。
ドッグラン
近年、犬と一緒にキャンピングカーで旅をする人が増えています。そのため、RVパークにドッグランがあると、犬を連れている利用者に非常に喜ばれることでしょう。
ドッグランは、ペットが安全に走り回れる広いスペースを提供し、飼い主とともに楽しい時間を過ごせる場所です。
長時間の車内移動後に愛犬が思いっきり体を動かせる場所があれば、飼い主もペットもリフレッシュして、旅の疲れを癒すことができるでしょう。
休憩室完備のラウンジ
RVパークにリラックスできる休憩室やラウンジが備わっていると、長時間の移動後や洗濯物の合間に旅の疲れを癒すことができます。
またラウンジには、軽食を食べられるように電子レンジや湯沸かしポットを備えておくのがおすすめです。旅の途中に温かい食事を手軽に楽しめることで、利用者の満足度はより高くなるでしょう。
ダンプステーション
キャンピングカーからの排水や汚水を適切に処理できるダンプステーションは、RVパークに設置されていると非常に便利な設備です。
しかし、現状では全てのRVパークにダンプステーションが備わっているわけではありません。また導入されている場合でも、外国製と日本製のキャンピングカーで排水方式は異なり、片方にしか対応していないケースもあります。その場合、利用者は事前にどちらの設備が備わっているかを確認する必要があります。
そのため、ダンプステーションを設置することで他のRVパークとの差別化を図ることが可能です。また両方の排水方式に対応した設備を提供することで、より使いやすい環境を整えられるでしょう。
最近では、排泄物処理を簡単にするために、キャンピングカーに災害時用のトイレを設置するケースが増えています。この方法では、排泄物を燃えるゴミとして処理できます。
ゴミ処理スペース
清潔な環境を維持するためには、ゴミ処理スペースの設置が欠かせません。
ゴミ箱を設置するときは、ゴミが風で飛ばされないよう、屋内に設置することも検討しましょう。その際は防臭対策や定期的な回収作業も必要となります。
また、トラブル防止の観点から、利用客がいないときはゴミ処理スペースを施錠したり、ゴミ袋を販売したりしている施設もあります。
さらに、ゴミ箱を設置せずに、チェックアウト時にゴミをまとめてスタッフに渡してもらう方式を採用している施設もあります。
このような対策を講じることで、利用客もRVパーク運営者も快適な環境を保つことができるでしょう。
BBQスペース
すべてのRVパークにBBQスペースが設置されているわけではなく、BBQを禁止している施設も少なくありません。そのため、BBQスペースを設置することで他のRVパークとの差別化を図ることができます。BBQが楽しめる施設は大きな魅力となり、集客力を高められるでしょう。
ただし、騒音やゴミに関するトラブルも発生しやすいので、ルールを周知徹底させる工夫も必要です。
地元で有名なレストランやスーパーの案内
RVパーク周辺のレストランやスーパー、おすすめスポットなどの情報を提供することで、利用者の旅がさらに充実したものになります。
BBQ施設を設置する場合は、近くのスーパーと連携することで食材の調達がより便利になるでしょう。
RVパーク成功のポイント|利用者を増やす工夫
RVパークの運営において、利用者を増やすための工夫は数多くありますが、現在ではWEB媒体を活用したPRが主流となっています。まずは公式WEBサイトやSNSアカウントを作成してみましょう。
公式WEBサイトには、施設の詳細情報やサービス内容、問い合わせ先を掲載することはもちろん、予約状況や混雑状況などをわかりやすく載せると効果的です。利用者が必要な情報を手軽に得られるようにすることで、利便性が向上し、満足度も高まります。
SNSには近況を写真付きで投稿することで、利用者にRVパークを身近に感じてもらうねらいがあります。また、施設の使い方やルールを説明する投稿も有益です。こうした情報を定期的に発信することで、利用者とのコミュニケーションを深めつつ、マナーやルールが周知されます。
さらに、RVパークをSNS映えする外観にすることも集客につながります。ユニークなデザインの建物や、美しい景観を活かした施設にすることで、利用者が自発的に施設を紹介してくれる可能性が高まります。



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給電設備や入浴施設が近いと集客しやすく、料金相場は1泊1,500~3,000円程度。騒音やゴミ問題を防ぐため、ルールの明確化や防犯対策が必要です。
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